二首

この日は錦糸町周辺で「すみだストリートジャズフェスティバル」が開催され、旧友・加藤氏のバンド、アンチテーゼも出演するので足を運びました。

メイン会場となる錦糸公園は浮き立った雰囲気が漂い、いかにもフェスティバルという風情。コロナ禍のためにこのフェスティバルもオンライン開催が続き、リアル開催は3年ぶりだそうですが、こうして人々が集う場が徐々に戻ってきたことはうれしいことです。

フェスティバルのステージは全部で27カ所もあり、アンチテーゼが出演するステージは駅近くのアルカキット錦糸町の前です。そこそこ人通りもあり、場所としてはよいところでした。

久しぶりに見るアンチテーゼはパーカッション氏が抜けてデュオになっていましたが、アコースティック中心にゆるふわの味わいは変わっていません。40年間の活動の積み重ねがもたらすアンサンブルのおかげで安心して聴いていられます。

ベースとギター担当の杉浦氏はウクレレとウクレレベースのダブルネックを持ち込んでおり、これは聴衆の目を集めました。彼の話によればドイツ製のものを個人輸入し(てもらっ)たものだそうで、右利き仕様のボディながら弦を上下逆に張って左利きとして弾いているようです。もともとアンチテーゼはメンバーが複数の楽器を持ち替えつつ歌うところが特徴のひとつでしたが、このダブルネックはそのコンセプトを楽器としても体現したものという感じです。

ちなみに自分もベースとギターのダブルネックを持ってはいるのですが、ベースはともかくギターの方の練習をするのに毎回この重くて大きいボディを抱える気にはなれず、そのためにまるで使いこなせていません。しかしそれではもったいないので、ライフスタイルが変わって時間にゆとりができたこともあり、この際単体の安いギターを購入してみようかと思案しているところです。

アンチテーゼのステージが終わった後は再び錦糸公園に戻り、併催されているオクトーバーフェストで買い求めたビールを飲みながらメインステージの素晴らしいライブをちょっと聴いてから、錦糸町を後にしました。