分離

山に登れず暇な週末は楽器に触るに限ります。課題曲は、前々から一度きちんとコピーしてみたいと思っていたYesの代表曲「Close to the Edge」の第二楽章「Total Mass Retain」のパートです。

その筋ではよく知られている通り、このパートのメインリフ(映像の前半)はギターとヴォーカルが6/8拍子、ベース、ドラム、キーボードが4/4拍子のポリリズムになっており、ベースのリフ自体もシンプルながら並大抵の人には思い付けない奇怪なパターンを繰り返します。その後は全パートが6/8拍子に揃いますが、ベースはシンコペーションを多用していてヴォーカルのフレーズに絡みつくような感じ。このように様々なアイデアに満ちたベースラインを組み立てたChris Squireが、この曲をレコーディングした時点(1972年)ではまだ24歳の若者に過ぎなかったという事実にはあらためて驚きを覚えました。

この一筋縄ではないベースラインを耳コピーするのはなかなか難しく、ベースの音だけを聴くためにフリーのソース分離エンジンである「spleeter」をダウンロードすることを考えたのですが、ちょっと待てよ、同じことを考えた人が既にYouTubeにアップしているのでは?と思って検索してみたところ、やはりこの曲のドラムとベースを抜き出した音声ファイルがアップロードされていました。こうなれば後は簡単で、この音声ファイルをダウンロードして手元のDJアプリに読み込み、テンポを適宜調節してフレーズを聞き取るだけです。

肝心の音の方は、手持ちのFender JazzBassをMacのGarageBandに通してそれっぽい音にしてはみましたが、できることならRickenbacker 4001でゴリゴリと弾きたいものです。と言ってもRickenbackerベースは約30万円が相場なので、おいそれと手が出せるものではありません。ソフトシンセならぬソフトRickenbackerとか、ないものでしょうか?