初酒

よく晴れた日曜日。COVID-19が沈静化してきた9月下旬からほぼ毎週沢登りに行っていた私ですが、この日ばかりは喪服に身を包んで、昨年11月11日に亡くなった父の一周忌法要に参列しました。

午前10時に町田市野津田の華厳院さんに家族揃ってお伺いし、本堂で供養のお経をあげていただいてからお墓参り。ちょっと伸びていた雑草を抜き墓石を綺麗に拭いてから、卒塔婆を立て供花を飾ってお線香に火をつけ、一人ずつ合掌しました。そして墓参を終えた後は会食とし、亡父の位牌の前にも御膳を出すと共に日本酒を供えました。

父も私も(ついでに私の弟も)日本酒が好きだったので、私が実家に顔を出すとまず母の四方山話を一通り拝聴してから父の囲碁の相手をし、しかる後に熱燗での晩酌に付き合うというのが定番のコースでした。

父とは数え切れないくらいの回数、酒を酌み交わしましたが、実はその最初の機会を私はよく覚えています。というのも、大学進学が決まった春のある夜に「これからは飲む機会が多いだろうから」と家飲みでガンガン飲まされ、酔いつぶされてしまったからです。未成年に飲ませてダウンさせた父に対して母はカンカンでしたが、父はからからと笑って一人で飲み続けたとか。まあ、父にしてみれば長男との最初の乾杯が嬉しかったのでしょう。こちらはたまったものではありませんが(笑)。

それ以来40年以上がたって私もそれなりに上手な飲み方を覚えたので、もはやいくら飲まされてもつぶされることはないはず。いつの日か、あちらで父と再会することになったら、その辺りを試してみたいものです。