瓢箪

今年3回目の「一由」訪問。前にも書きましたが、「一由」さんの今年の営業は1月5日から7日までの3日間と7月6日から9日までの4日間の計7日間だけ。料理を作ることが仕事の人にとって、この状態はお金の問題だけでなく生き甲斐にも関わる事態だろうと推察します。

この間、大名筍のやり取りもありはしましたが、やはりカウンターに座ってご主人やおかみさんと会話しながら料理をいただきたいものと思ってきたところ、9月一杯をもってようやく緊急事態宣言が明け営業を再開できるようになったとの連絡をいただき、いそいそと再開初日に新橋に足を運びました。

おかみさんからは休業にまつわる苦労話をいろいろと聞かせていただきましたが、やはりと思ったのは、7月に口開けでいただいたお酒はその後の休業に伴い廃棄せざるを得なかったということ。あぁ、もったいない。声を掛けて下されば引き取ったのに。

カウンターには他にも常連さんの顔が並び、皆が「一由」の営業再開を心待ちにしていたことが窺われます。久しぶりに瓢箪漬けのキュートな姿に接しつつ、我々も口開けのひやおろしと目も綾な料理の数々を美味しくいただきました。今度こそ、これらのお酒が無駄にならずに飲み切られることを期待しつつ。