文系

2008/11/10

大学の洋弓部の同期で、先年トルコに赴任していた宮代が帰国したので、本当に久々の同期会。場所は田町から徒歩わずかの「アルモニコ」というイタリアンのお店。

主賓の宮代は髪がすっかり白く、かつ若干薄くなっていましたが、その点を除けば全員、見た目も語り口も性格もまったく変わっていません。この4人はみな18歳で大学に入ってそこから4年間を同じ釜の飯で過ごした仲ですが、それから30年たっても同期は同期ということですね。同時にうれしくもあり感心もしたのは、それぞれの仕事で培ったグローバルな感覚が会話の主軸を占めたこと。宮代は超大手自動車企業でベルギー、米国、トルコと国際畑を回っていますし、あとの2人もエネルギー企業と重電メーカーに勤務する立場からヨーロッパを中心とする各種国際規格の動向に見識を有していました。

とは言いながら、ドイツを巡るある会話の中で宮代の説明に私が思わず「それって昔々の『3B政策』と同じじゃないの?」と高校時代の世界史の知識を引っ張りだしてツッコミを入れたら、鋭く反応したのはやはり同じ法学部出身の宮代。「?」という顔をした残りの2人は工学部卒。三つ子の魂百まで、文系・理系それぞれの魂五十まで、ということか(数え年で、ですが)。