三蔵

2011/09/09

今年のゴールデンウィークに行ったシルクロードの旅行の記録を先日ようやくアップすることができたのですが、その際の参考図書をいくつか紹介します。

『新シルクロードの旅 2』
NHKスペシャル「新シルクロード」(2005年)の連動書籍の一冊。これは旅行前に買ってイメージを膨らませてから行ったのですが、特に敦煌の記述は参考になりました。また、この本で紹介されていて今回は行っていないクチャやホータンにも、いずれは行ってみたいですね。
『玄奘三蔵、シルクロードを行く』
今回の旅では、玄奘ゆかりの高昌故城西安大雁塔に行ったので、ここは一つ玄奘の足跡を辿ってみよう、と買った新書。生い立ちから始まってガンダーラに着くまでを手際良くまとめていて、読みやすい本です。

『【図説】三蔵法師の道』
こちらの本は、図説というだけあって写真がとても豊富。インドに着いてからの足跡も詳しく紹介しています。それにしても、1,400年前にこれだけの旅行を徒歩で成し遂げた玄奘の気力体力、恐るべし。本当は、志半ばで斃れ「三蔵法師になれなかった」僧たちが大勢いるのかもしれませんが。
『ユーラシアの交通・交易と唐帝国』
高昌国のことについて少し突っ込んで調べてみたいと思い検索したところ、この本がヒットしたので、あまり深く考えずにポチっとボタンをクリックしたのですが、届いてみればアカデミック!550ページにわたる堂々たる学術書でした。これを読み切るには、相当の覚悟と時間が必要になりそう。

……というわけで、玄奘の足跡を辿る(本の)旅は、まだまだ終わりそうにありません。