手際

2012/08/04

robin☆さんとkura_moさんがタッグを組んだDJイベント「Moya Moya Middle Men Vol.2」を覗いてきました。今回のテーマは「昭和50年代」だそうで、会場のバーEdgeEndに私が着いたときはその頃の歌謡曲ががんがんかかっていて、会場に集まっていた私よりひと世代若いと思しきお客さんたちは、次々にかかる懐かしい曲に大喜びで飛び跳ねていました。

私はと言えば、昭和50年代はだいたい学生時代(大学に昭和53年に入学し、57年に卒業しています)に相当しますが、邦楽にはまったく興味が湧かず、もっぱら周回遅れでYesやKing Crimsonなどを聞いていた頃です。そういえば、U.K.やAsiaもリアルタイムだったな。Rushのこれまでたった一度の来日も、昭和59年。よって、私と同じくイマイチこの手の音楽に馴染みがなさそうなMickyさんやじゅんこさん(ただし、彼女たちの場合は当時音楽を聴く年齢に達していなかったからですが……)と「この時代の音楽って、なんか軽薄だよね」などと嘯いていたのですが、ついこの曲に腰を浮かしてしまったのは不覚でした。

それはともかく、日本の歌謡曲が凄いなと思える点は、どんなドラマでも3分間にきちっと収めてしまうその手際の良さ。これはプログレには無理です。何しろ、プログレの場合は曲が始まって3分後なら、大概まだイントロが続いていますから。こういう話を2人にしたところ、Mickyさんは大ウケ。しかしじゅんこさんは、真顔でこう言ったのです。

だって、こんなの(=歌謡曲)身近な恋の話だけじゃないですか。プログレは宇宙のことを歌っているんだから、長くていいんです。

ちょっと誤解があるような気もしないでもないけど、偉いぞ!じゅんこさん!