酒陣

職場の先輩方との月に一度の飲み会=「二水会」の発展系である年に一度の一泊旅行を、昨年は水上温泉での宴会とスノーシュー体験として実施しましたが、今年は新潟での「蟹三昧&酒の陣」として催行することになりました。

2013/03/15

待ち合わせは、上越新幹線の燕三条。昼過ぎに大宮から「とき」に乗りました。そして、トンネルを抜けるとそこは、越後の国。

雪。

駅。

海。

宿。

湯。

夕。

蟹!

食べ放題と言っても40分という時間制限があり、その中ではせいぜい二杯が限界です。この間、皆さん無口になってひたすら目の前の蟹と格闘するというシュールな構図になりましたが、それよりも宿の部屋から見た日本海に沈む夕日の方が印象的でした。

2013/03/16

今日は「酒の陣」の日。そのために前夜のお酒は控えめだったので、早朝に気持ちよく目覚めて朝風呂をつかい、きりっと冷たい空気の中に散歩に出ました。

海岸に出ると、左(西)の方に遠く、きれいな雪山の姿が見えています。あれは何?

朝食終了後、寺泊から新潟へ移動。

こちら、会場となっている朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)。何気に手前のボルダーが気になります。

正しくは「新潟端麗 にいがた酒の陣2013」というこのイベントは、新潟県酒造組合の50周年を記念し、オクトーバーフェストをモデルにして2004年に第1回を開催したイベントだそうで、約90の酒蔵の地酒500種類以上を新潟の多彩な料理とともに味わっていただけますという触込みです。

予想されたことではありますが、長蛇の列で入るまでが大変。そしてごった返す会場は、入った後も大変……。

あらかじめ買ってあったチケットと引き換えに海洋深層水のペットボトルと試飲用ぐい飲みを渡され、後はひたすらブースを巡ります。いくらでも試飲させてもらえますが、冷やかしだけで飲ませてもらうのも気が引けるし、イベントの名前の通り「端麗」なお酒が多いので、正直に言うとあまり違いがわかりません……。それでも、たとえば「緑川」の大吟醸は5分で売り切れたなどと聞かされると、惜しいことをした!という気持ちになってきます。

餅つきなどのイベントもあれば、屋台も並んでいて村上牛の串焼きをいただいたりおいしいさつま揚げをいただいたり。

この日と翌日の2日間での来場者数は、86,125名だったそうです。

会場の外に出てみれば、ウミネコたちの見事なホバリング。

最後に今回の旅行に地元新潟から参加した先輩のお宅にお邪魔し、奥様の心づくしのもてなしを頂戴してから、新潟を発ちました。

この日の戦利品はこちら。上記の通り試飲しても味がよくわからなかったので、レコードの「ジャケ買い」ならぬ「ラベル買い」に終わってしまいました。次に参戦する機会があれば、予習して狙いを事前に定めておこうと思います。