八柱
2013/08/04
本題とは関係ありませんが、東急本店から山手通りに通じる道がいつの間にか整備を終えていました。百日紅の街路樹も初々しい感じです。
で、この道を通って朝一番に向かったのは、Bunkamuraの入口にある花屋さん「Hervé Chatelain」です。
職場の先輩で今年の3月にリタイアされたYさんがこの日、ピアノの発表会でショパンを弾くという話を聞きつけ、「ぜひ応援に行きます」と申し上げていたのですが、一緒に応援に行くことになった同僚F女史から「発表会と言えば花束です。調達してきなさい」と指令を受けていたのでした。気品のある花束に仕上げてくれていて、満足。人にあげるのがもったいないくらいとメールでF女史に報告したら怒られました……。
はるばる来ぬる、旅をしぞ思ふ……。会場は、松戸市の「森のホール21」。八柱駅から徒歩15分ですが、この暑さの中そんなことをしたら死んでしまいますから、当然タクシーを奮発しました。
最初に登場した生徒さんたちが次々に空中分解してゆく中、四番手で登場したYさんの演奏は、ショパンの「ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 作品26」でした。
出だし数分の多少のミスタッチにびくともせず堂々と弾ききった芯の通った演奏は、仕事で見せていた強さそのまま。さすがです。
終了後の記念撮影では、お渡しした花束を持って写真に収まってくださいました。この13時から15時までの回では全部で18人が演奏し、いかにも発表会という雰囲気の演奏から、これは聴かせる!というレベルのものまでさまざまな演奏が聴けたのですが、11番目に演奏した方のショパン「幻想即興曲」は異次元の出来映えでびっくり。また、対旋律をしっかり聴かせていかにもバッハな16番目の「フランス組曲」も良かったかな。7番目に演奏されたウォン・ウィン・ツァンの「エイジアン・シー」もとてもきれいなヒーリング系で、心に沁み通りました。
打上げは、Yさん、Yさんのお姉さん、F女史、それに私でなぜか寿司屋。ショパンの後に寿司屋?ショパンと寿司はマッチするのか?それはともかく、会話も食事も楽しくおいしく、松戸まで足を運んだ甲斐がありました。