神妙
#867 - 沼田警察署で取調べを受ける山岳
2016/12/07
この日は早朝発で群馬県の水上へ向かいました。10月に一ノ倉沢に入ったときに群馬県谷川岳遭難防止条例に基づく危険区域入山時の登山届を提出することを失念していた(にもかかわらず入山して事故った)ので、条例違反についての群馬県警による取調べを受けるためです。
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思い返せば登山指導センターの中にも、その前にも、マチガ沢の近くにも、危険区域の表示と登山届の提出を促す説明書きがありますが、我々はそれらすべてをスルーして一ノ倉沢に入ってしまっていました。当日これらの前を歩いたときはまだ夜明け前の暗い時間帯でしたから目には止まりにくかったのですが、そうは言ってもこれまでこの地域に入るときには必ず登山届を出してきていたのですから申し開きのしようがありません。しかも今回の山行で登山届を提出する責任は私にあったので、共に取調べを受けることになったかっきーとセキネくんにとってはとばっちりのようなものです。申し訳ない……[1]。

山岳警備隊が常駐する水上交番の方の車に乗せてもらってやってきた一ノ倉沢出合。寒々しい光景ですが、懐かしくも、また愛おしくもあります。冬景色の一ノ倉沢は我々が事故を起こしたときとはまるで異なる景観でしたが、それでもここから「あそこを登って事故を起こしました」と曖昧に指差している写真を撮って、水上へ戻りました。
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午後は沼田警察署で取調べ。急速に青空が広がり、背後から純白の谷川岳が傷心の我々を励ましてくれているようでしたが……取調べの様子を差支えなさそうな範囲内で記しておくと、かっきー・セキネくん・私は1人ずつ別の部屋に入れられ、それぞれ2人ずつの取調官がついて事情聴取と調書作成を行っていきました。警察の方の取調べは極めて穏やかで丁寧なものでしたが、さすがに13時に始まり19時までみっちり6時間の取調べには正直ぐったり。しかしこれも、警察の方が途中で休憩や飲み物をとることを勧めてくださったのに対し、集中を途切らせたくなかった私の方から丁重にお断りして取調べを続けていただいた結果です。そして調書作成が終わってから、顔写真をさまざまな角度から撮り指掌紋とDNAを採取[2]して終了となりましたが、最後に取調べの中心になっていた方は「事故を起こさないようにしてこれからも谷川岳に来てほしい」という趣旨のことを言ってくださいました。この一言に我々がどれほど救われたことか。誠にありがたいことです。
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長丁場だった取調べを終えて、帰路の途中で食事タイム。被疑者Kと被疑者Sはもつ煮系の料理でしたが、私は取調室の定番(?)カツ丼を注文しました。ただし、これがソースカツ丼ではなく卵とじカツ丼なら完璧だったのですが。






