新生

2017/04/02

目黒区の現在の住居に住むようになったのが1996年。以来20年間、道玄坂上交番の斜め向かいにある一本桜=「道玄桜」を愛でながら暮らしてきました。

老木にもかかわらず毎年派手に花を咲かせて行き交う人の目を楽しませてくれていたその道玄桜がついに老朽化のために伐採されたのが、昨年12月のこと。残念ではありましたが、命あるもの必ずいつかは後進に道を譲らなければなりません。

そして、待ちかねた後輩がやってきたのが2月28日です。まだ背も低くほっそりした若木で、堂々たる風格だった先代とは大きなギャップがありますが、これはこれで好ましい風情。新生道玄桜として認知度を高めていって下さい。

植え替えられたばかりでの開花は期待できないだろうなと思っていたのですが、3月17日に蕾が膨らんでいるのを見つけました。おお、咲いてくれるのか?以後、毎朝通勤途上での蕾チェックが日課となりました。

そして3月24日に、数輪の花が開きました。やれうれしや。ほかの蕾もぐんぐん大きくなっている様子です。

4月2日の日曜日、とうとう七分咲き!精いっぱいがんばっている様子が健気です。しかし、無事に咲いてくれたことはうれしいものの、今年は無理して満開にせずこのへんで打ち止めにしてほしい。これから1年かけてしっかり根付いて、来春に改めて思い切り咲いてくれればいいんだぞ。(←親バカ状態)