天原
2018/09/09
重陽の節句の日曜日、久しぶりに実家を訪問。
庭の木槿がわさわさと伸びて、大きな白い花を開いているさまは一種異様なほど。この暑かった夏のエネルギーを前向きに吸収したようです。
お茶道具をいくつか拝見して……。
昨日買ってきたばかりの「イケダワイナリー」の白ワインを開けて乾杯!
お刺身や海老といったいつものラインナップに加えて、つるんとしたきぬかつぎ(サトイモの小芋)や芋茎、栗ご飯が季節感を演出します。
食後のデザートにと持参したのは、こちらの「あまのはら」。新宿駅構内の『和菓子 結』で買い求めたもので、基本デザインは富士山ですが、切る場所によって季節感が変わってきます。長い物なら四季が1本の中に表現されるのですが、あまり多くは食べられないだろうと、富士山の山頂に徐々に雪が降り積もってゆく「秋」を選びました。
庭の木槿に夏の名残を見て、食事の中に秋たけなわ、和菓子の中に来たるべき冬の予兆を感じる。四季の移ろいを五感でとらえる日本の暮らしの豊かさに、感謝。