四九
2020/12/27
オンコロコロセンダリマトウギソワカ。今日は父の四十九日法要と納骨。空はどこまでも晴れて真っ青でしたから、閻魔様の覚えめでたく故人は極楽浄土に行けたのでしょう。
それはさておき、ご存知の方はご存知のとおり、人がひとり亡くなると諸々の手続というものが発生します。その入り口となる死亡届は葬儀社の方がよしなに取り計らってくれたので、そこから葬儀まではなんと言うこともなく進んだのですが、その先にはまずは一人暮らしとなった母が生活していくための各種公共サービスの名義変更、税金と社会福祉関係の手続、生命保険金の請求、後からちょこちょこと入ってくる各種請求への対応、でもって位牌の作成といったものがあり、そして最後に遺産相続(全部母へ)となります。これらのうち土地建物の相続手続は司法書士さんに委任し、その他の手続はすべて私が母に代わって行いました。
最初はその膨大さに「これはWBSを作って取りかからないと……」と覚悟を決めたのですが、実際に取り組んでみると意外にそうでもありませんでした。そのポイントは、あらかじめ父が上記手続に必要な証書やら通帳やら印鑑やらをバッグにひとまとめにしてくれていたこと、そして父母が共にマイナンバーカードを作ってくれていたことです。生命保険金の請求ではマイナンバーカードの写しを添付しましたし、その他の各種手続で戸籍謄本や印鑑証明が必要な場合も母のマイナンバーカードを預かっておけば近所のコンビニの多機能コピー機で発行可能(もちろん自分のものも)。これは便利、というか助かる。
周囲には「マイナンバーカードなんて作りません」という人も少なくありませんが、少なくとも上記の経験からは「その考えは改めた方がいい」と断言しておきます。