接続

2001/03/21

2月1日にフレッツADSLを申し込んでいたところ、3月上旬にNTTから電話があり、3月21日に開通するとの連絡。その日は花粉症の影響で仕事にならなかったこともあり、少し早めに(といっても22時頃)帰宅して設定を行うことにしました。

ソフトが入ったCD-ROMやADSLモデム、スプリッターはあらかじめ送られてきていましたが開梱はまだしていなかったので、ここで初めて机の上にADSLモデムを取り出してみましたが、ACアダプターが異様に大きいのに驚きました。壁のローゼットのところにスプリッターをつけ、まずTELの方からコードを伸ばして電話/FAX兼用機をつなぐ。ついで、ADSLの方から伸ばしたコードを机上のADSLモデムにつなぎ、ADSLモデムとiMacとを、これまでISDNルータとの間で使っていたストレートケーブルでつなぎました。ハードウェア的にはこれで設定は終わりです。

次にCD-ROMから「フレッツ接続ツール」をインストール。ちなみにこのCD-ROMにはWindows用 / Macintosh用 / Linux用の3種のソフトが含まれています。CD-ROMと共に送られていたマニュアルに沿って操作するとあっけなく終了し、再起動。立ち上がったフレッツ接続ツールに適当なユーザー名を入れてもう一度再起動してから、TCP/IPコントロールパネルを開き、「経由先」を「フレッツ接続ツール」に、「設定方法」を「PPPサーバを参照」に設定します。ネームサーバアドレスは、ニフティの場合特に設定する必要がないので、マニュアルに書いてあるとおり「1.0.0.0」としました。これで最後にもう一度再起動すれば設定終了。

デスクトップ上にあるエイリアスからフレッツ接続ツールを起動し、「ユーザー名」に「ニフティID@nifty.com」、「パスワード」にニフティにログインする際のパスワードを入力して「接続」ボタンを押すと、いきなり「Welcome!」と男性の声がスピーカーから流れて驚きました。しばらく何が起こったのかわからなかったのですが、ふと気付いて「info」ボタンを押すとiMacに与えられたアドレスを見ることができて、すでに接続されていることがわかりました。ニフティのアクセスポイントへ所定の電話番号でアクセスする、という感覚が抜けていないので、確かに開通していることがわかっても何となく狐につままれたような感じです。スピードがどれくらい上がっているのかを知るため、ブラウザを立ち上げてアップルのサイトにつなぎQuickTimeのフルインストールファイルをダウンロードしてみたところ、7.7MBのファイルを3分程で落とすことができました。

これで本来の作業は終わりですが、我が家にはあと2台のMacがあり、そのうちPerforma 5320の方はスキャニングやデータのバックアップに使われているので、どうしてもiMacとつないでおく必要があります。iMacとPerformaを同等に扱いたいのならADSLモデムとMac2台との間にPPPoE(PPP over Ethernet)対応のルータをかませなければならないのですが、Performaからインターネットにアクセスする必要はなく、iMacとの間の通信をAppleTalkで行うだけでよいので、楽天市場で探して安く買ったハブを介在させることにしました。

ADSLモデムとハブをクロスケーブルでつなぎ、ハブからiMacとPerformaにストレートケーブルをつないでセット完了。まずフレッツ接続ツールを起動してニフティにつながることを確認し、そのままの状態でセレクタを開いて「AppleShare」を選べば、向こう側にちゃんとPerformaが見えていました。これで全てOK。

「フレッツ・スクウェア」というユーザー専用ページにアクセスして計測してみると、地域IP網までの速度は「862k bit/sec」と出ました。通常使用時の実効速度についてはどこまで期待すべきなのかまだよくわかりませんが、少なくともこれまでのISDNよりははっきりと速いことがわかります。ただ、フレッツ接続ツールが自動接続機能をサポートしていないのはちょっと不満です。これまではブラウザを立ち上げれば勝手にルータが接続してくれていましたが、今はその都度コントロールバーのフレッツ接続ツールから接続しなければならない(アプリ自体を起動する必要はない)のが面倒といえば面倒。この点は確かにモデムっぽい操作感です。また、24日に発売予定のMac OS Xを現時点ではサポートしていないのも残念。いずれアップグレード版を配付するとのことなので、残念ながらそれまでMac OS Xへの移行は待つことにしましょう。

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