予知

2002/10/22

私は山仲間の間ではノンベということになっています。

なぜかというと、昨年初冬のオフ山行の民宿泊でさんざん飲んだ翌日、二日酔いに苦しみながら登る山仲間を前に「夕べは飲み足りなかった……」と暴言を吐いたのが有名になってしまったからなのですが、つい先日も高尾山で行われたビア・マウント・オフ企画の話題が某掲示板で始まり、「もしここに塾長さんが参加したら凄いことに」「そうそう、何しろ歩く一升瓶だから」と勝手なことを言っているので、「歩く一斗樽」というハンドルで横から乱入したところ、「そのうち歩くタンカーになったりして」と切り返されました。「いくら何でもそれは飛躍しすぎ。とりあえず次回は『歩くカミオカンデ』ぐらいにしときます」と書き込んだのが10月4日。そのカミオカンデでのニュートリノ観測で小柴昌俊氏がノーベル物理学賞を受賞したのが10月8日。

これは、何かの予知能力でしょうか?

ちなみに、実際の私は言うほど飲めるわけではありません。自宅で飲むときはビールのロング缶すら持て余していますし、だいたい冷蔵庫の中には通常ビールは1本も入っていません(冷凍庫にボンベイ・サファイアはいつも冷やしていますけど)。

ただ、たとえばケーキであれば、甘いもの好きでもある私にとっても、一つ多く食べるごとに得られる満足は減少し、やがて「ケーキはもうたくさん」ということになる(=限界効用逓減の法則)のですが、お酒の方は飲むほどに効用が増して歯止めがきかなくなることがたまにあります。これを悪友たちは「センサー破損」と呼んでいるようです。