愛情

2004/03/07

Mac OS X v10.3 “Panther”を購入。

……といっても、日常使っている電気スタンドiMac(v10.1.5で運用中)のためではなく、ウェブサイトを載せているボンダイiMacのためです。というのも、アップルはOSのセキュリティアップデートをv10.1.xには提供しておらず、このためWebサーバの安定運用のためには有償であってもセキュリティアップデートを提供されるバージョンにしておく必要があったから。したがって、”Panther”の売り物であるリニューアルFinderやExposéなども事実上未体験(一応ファミリーパックを買ったのでライセンス的には電気スタンドiMacの方もアップグレードできるのですが、ロストできないデータのバックアップをとる時間がなくて……)。

ところで、アップルのセキュリティアップデートに関するバージョンポリシーが発表されたときはMacユーザーの中からも相当に批判の声があがったもので、私自身もそれはずいぶんひどいんじゃないか、と憤慨したのですが、しかしそれでもメーカーへの忠誠心の高さでは他を圧倒するMacユーザーのこと、結局はアップルについていくしかありません。

そんなMacユーザーの異常な愛情(?)を示すエピソードを、先日とあるWeb上の記事で読みました。かいつまんで引用すると、"Andy"と名乗る青年が、知人からプレゼントされた新品のPower Mac G5の中身を取り出してWindowsマシンに改造する様子をPC改造の専門サイトに紹介したところ、Macユーザーたちからの総攻撃を受けたというもので、彼に送られてきた怒りのメール(hate mail)にはおまえのPCが爆発して、おまえの顔に生涯、悲惨な傷跡が残るよう祈っている。とか何の落ち度もないデュアル・プロセッサーのG5を、粗末なウィンドウズPCに改造したことで、あんたは地獄行きの切符を手にしたのだ。などと書かれていた上に、別のサイトではおそらくこの惑星で最もバカな人物という称号を得たとのこと。

この記事を読んで、「Macユーザーは全くイカれている」と思うべきか、膝を叩いて喜ぶべきか。後者だった自分がちょっと恐いのですが……。