名刺

2004/07/07

先日、春に受けた情報処理技術者試験「システム監査技術者」の合格証書が届きました。自分ではてっきりアウトだと思っていたのでうれしい驚き。昨年秋にとった「情報セキュリティアドミニストレータ」とあわせると、1年以上にわたって新品のクライミングシューズを毎月三足買える(本当に買いはしませんが)だけの資格手当がいただけることになります。ちなみに、かけた元手は両資格で過去問題集などの参考書四冊と受験料で合計しても3万円に満たない額ですから、費用対効果は抜群です。

さて、資格をとるのはもちろん勉強の成果を仕事に活かすためではありますが、同時に名刺に刷ってはったりを効かせるというのも大きな目的。そこで早速資格名を名刺に刷ってもらったのですが、できあがった名刺を見ているうちにまたしても思考はあらぬ方向へエスケープ。これって、歴史上の人物や小説の主人公の名刺を作ってみたら面白いんじゃないでしょうか?たとえば、こんな感じ。

「新任御挨拶」ならぬ「勅使饗応役」というスタンプが泣かせます……。

また、小説の主人公でもいろいろ考えられますが、フランク・ハーバートのSF大作『砂の惑星』の主人公、ポウル・アトレイデ=ムアドディブはけっこういけそうな気がします。

右肩のロゴはアトレイデ家の紋章である赤い鷹。大王皇帝シャッダム4世のサルダウカー軍勢を倒して皇帝となったポウル・アトレイデ(フレーメン名「ムアドディブ」)は、空間と時間の間に橋を架けられる存在=予知能力をもつクイサッツ・ハデラッハであり、また人間コンピュータであるメンタートとしての訓練も積んでいたので、この二つを資格っぽく書くことができそう(「?」という方は、ググってみるか本屋さんで『砂の惑星』を立ち読みして下さい)。この小説ではほかにも、ベネ・ゲセリットの教母にして皇帝の真実審判師でもあるガイウス・ヘレン・モヒアムとか、アトレイデ家のメンタートで暗殺の名人でもあるスフィル・ハワトといった、いかにも名刺づくりに向きそうな肩書きの人物がたくさん登場して、名刺作りの楽しみは尽きません。

……いや、さすがに名刺に「暗殺者」と書いたら仕事にならないか。