氷島

2006/03/01

今宵は先週のISMS継続審査無事通過の打上げ。関係者一同、職場から徒歩10分のジンギスカン「ねむりひつじ」へ赴きました。

事前に得た情報では、ここの売り物は「入手不可能と言われた伝説のアイスランド産ラム」なんだそうですが、「アイスランド」と「ラム」が心の中でどうしても結びつきません。本当にそれは、手を合わせて拝むほどありがたいものなのでしょうか?私の認識では、アイスランドというのは大西洋海嶺の真上にあって、ノルウェー等の北欧の民族とかケルト人とかがニシンを追って辿り着いた島で、氷河と火山の国で、こんな景色(↓)しかないところで、とても羊が泳いで渡れそうにないところのように思っていました。

まぁ羊が大西洋を渡ってこの島に自力で泳ぎ着くはずはやはりないのですが、調べてみるとアイスランド産のウールは有名なのだそうです。意外!アイスランドはメキシコ湾流に洗われているので、どうやら同じ緯度の北欧諸国に比べてはるかに暖かいとのこと。そして出てきた伝説のアイスランド産ラムは、確かに言うだけのことはあるお味で、しかも思ったよりリーズナブルなお値段。メルカトル図法に飼い馴らされた我々の感覚では思いもつかないほどアイスランドは距離的に日本に近いのかもしれない(実際の航路がどうなっているかは知りませんが)ことを考えると、運送費も南半球の牧羊国より有利な条件を持っているのかも。

何にしろ、こんなことでもなければおよそ縁のなかった国のことを身近に感じられただけでも、我々の口に入ってくれた羊たちに感謝しなければ。