梯子

2006/04/02

今日は雨模様という予報でしたが、昼のうちは何とかもってくれました。そんな中、上野に出掛けて美術館の梯子 ……の前に、豆菜料理「韻松亭」で昼食。お花見シーズンメニューということで若干お高めでしたが、相変わらず美しくておいしかったからOKです。

食後は、まず国立西洋美術館で「ロダンとカリエール」。彫刻家と画家のコラボレーション?という感じで意欲的な展示なのですが、このところの仕事疲れに先ほどいただいたビールがきいてきて若干意識朦朧気味。ブロンズ像っていまいち苦手だし、カリエールの絵はどれも同じ色調だし、ということでなんとなく見て回っただけという、企画側には申し訳ない仕儀になってしまいました。

続いて東京都美術館の「プラド美術館展」。混んでいるかな?と思っていましたが、意外に空いていました。いや、実際は人はたくさん入っていたのですが、絵のサイズがいずれもそれなりに大きい上に、位置がちょっと高く設定してあるのか人の頭ごしでもちゃんと見られてストレスがありません。さまざまな名作が並んでいましたが、自分のイチオシはセローディネの「若者を生き返らせる聖マルガリータ」。穏やかな陰影をじっくり味わって見たい作品です。

美術館を出ると空模様は怪しくなっていて、花見客たちもそぞろに店仕舞の様子。せっかく満開の桜も、今宵の雨や風が散らせてしまうのでしょうか?