可弱

2006/06/21

5月のぺルー旅行でご一緒した方々のうちの何人かとは、その後もメールのやりとりが続いているのですが、そのうちのひとりマドカと、ペルー旅行記事完成祝賀会という名目で飲みましょう、ということになりました。マドカは上尾在住。ちょうどクライミング仲間のまっきーが北浦和在住で、そこにおいしいトルコ料理屋さんがあるという話を聞いていたので、まっきーに連絡をとって予約を入れてもらい、北浦和の駅で待ち合わせて3人でお食事会をしました。

北浦和の東口を出て徒歩5分くらいのこじんまりしたお店「ASENA」は、日本語ぺらぺらのトルコ人店長がきりもりする感じのいい店で、もちろん料理もおいしかったし、お値段もリーズナブル。まっきーはここがすっかり気に入って毎週のように来ているのだそうです。

自宅にPCがないまっきーのためにあらかじめ記事をプリントアウトしたら61枚もあってちょっとしたガイドブックなみになってしまったのですが、まずはビールで乾杯してから、それをネタにペルー旅行の話をひとしきり。マドカは「私はかよわい(←自分で強調)ので、てっきり高山病にかかると思ってお酒を控えていたのに、全然かからなくてショックだった」といったことを言っていましたが、自称「一升瓶を抱いて寝る女」のマドカをかよわいと形容する人がいるかどうかすこぶるギモンです。マドカはケアマネジャーをしており、ときどき職場の環境に我慢できなくなると辞表を叩き付けて、できた休みで海外旅行に行くというアクティブ(?)な性格の持ち主で、今回のぺルーもそのパターンだったそうですが、その前の退職時には1カ月半かけてイスラエルからトルコ2週間滞在後東欧諸国を歩き回るというゴージャスな旅行をしたとのこと。よってトルコの話も話題にのぼり、店の御主人とも意気投合していました。

しかし、この日一番面白いネタを提供してくれたのは、まっきーでした。まっきー家ではお正月にまっきーのお父さんの妹さん(まっきーにとっては叔母さん)一家もやってきて、2家族でおせちなど食べながらわいわい過ごすのですが、時間になると叔母さんがまっきーのお父さんに「お兄ちゃん、そろそろ」と声を掛け、この声を合図に皆ランニング姿に着替えて外に飛び出すのだそうです。何をやるかというと、元日ラン。まっきーのご両親も、お兄さんも、叔母さん一家(ただし義理の叔父さんは時間計測係)も、そしてもちろんまっきー自身も、揃って走ります。どうしてこういう奇習が定着したのかわからないのですが、少なくともまっきーは社会人になるまで、それが普通の日本の家庭のお正月だと思っていたそうです。かわいそうなまっきー……。

ともあれ、22時頃までさんざん食べて飲んですっかりお腹いっぱいになって、帰るときにはなぜかマドカも次のクライミングジム練習に参加する約束になっていました。