筋肉

2007/11/10

前からちょっと気になっていた「マッスルミュージカル」を、渋谷マッスルシアターで見物しました。

途中に休憩をはさんで2時間、さまざまな演目が次々に展開して、そこで新体操系のダンスがあったりシンクロナイズドスイミングがあったり、あるいは中国雑技みたいなのがあったりするのですが、特に彼らにとって跳び箱は最重要アイテムであるらしく、演目の中でも大きなウェイトを占めていたほか、跳び箱の形をしたメロンパンなども売られていました。舞台上でもかなりの高さであることはわかるが、ロビーに置かれている高さ3m弱の実物を見ると、確かにこれは凄いと思わせてくれます。

まぁ率直に言ってしまうと、鍛え抜かれた体術という点では京劇にかなわないし、ダンスの振付やキレはバレエファンの鑑賞眼には応え得ませんが、ほとんどの演目が全員参加になっていて、衣裳替えも含めると2時間ほとんど休みなしで演技を続ける出演者たちの体力には素直に圧倒されます。結局このイベントの見せどころは、ステージ上にはじける若者たちのエネルギーの輝き、ということなんでしょう。

しかし、きょうびは老人だって黙ってはいません。下は地下鉄内で見た雑誌「Z」の広告ですが、創刊以来モデルに使っていたJoe Zawinulが天寿を全うしていち早く戦線離脱してもメゲることなく、今号も「よぉ、しっかり生きてるかい?」「とことん粋(いき)ましょう!」と相変わらずの熱血脱力系キャッチを連発しながら銀座や伊勢神宮を特集しています。初めてこの雑誌を書店で見掛けたときは「何だ、これは!」と呆れたものですが、近頃は、次はどう笑わせてくれるのかと楽しみで仕方ありません。

そういえば、伊勢神宮は今まで行ったことがありません。今度、お参りに行ってみようかな。