登攀

2007/12/25

12月21日の記事からの続き)……というわけで、昼食を会社の1階の社員食堂でとったときは、自分のフロアまでエレベーターを使わず階段を登ることにしたのですが、12月25日に社内の引っ越しがあって、これまで14階だった席がいきなり25階になりました。

今日の昼は、その初登攀。かなり太腿にくるかなと思っていましたが、実際に登ってみると10階を過ぎてしまえば14階も25階も負荷的には大差ないことがわかって、少々拍子抜けしました。かと言って、本気でトレーニングするのなら昼休み中ずっと階段の登り下りをしていればよい(というのを実践している人の話を聞いたことがある)のですが、そこまでストイックになりきれないのが意志の弱いところです。

帰宅すると、Amazon.co.jpで注文していたヴァイオリニスト宮本笑里さんの『smile』が届いていました。先日の恵比寿でのイベントで聞いた「そりすべり」をYouTubeで検索したら、彼女がVanilla Moodに在籍していた頃の映像に行き当たり、その流れで今年出たデビューCDを買い求めたというわけ。「ヴォカリーズ」(ラフマニノフ)「亡き王女のためのパヴァーヌ」(ラヴェル)「ダッタン人の踊り」(ボロディン)などのおなじみの曲も美しいのですが、それら以上に、このCDのために書き下ろされた「無言歌集」(岩代太郎)という小組曲での、弦楽オーケストラをバックに奏でられる艶やかで哀しみに満ちた旋律が、心にしみわたってきます。

それにしても、ヴァイオリンって……本当はこういう音なんですよね。