金婚

2008/08/31

今日は、両親の結婚50周年の記念日。つまり、金婚式です。

金婚式という言葉自体は、小学生の頃だったか音楽の授業でマリの「金婚式」という曲を習って知りましたが、実際にそういう日を迎えることがあろうとは想像もしていませんでした。別に両親が長生きしないだろうという意味ではなく、あまりにはるか先の話なので実感が湧かなかったということなのですが、現実にこの日が来たということは、自分もそれだけ歳をとったということだな。

それはともかく、家族でお昼をいただきましょうということで、私のお気に入りの上野「韻松亭」に両親・弟一家・私の3世帯7名が集合。あらかじめ会の趣旨を伝えておいたところ、お店の方からお祝いの酒杯(子供たちにはジュース)をサービスしていただきました。春先に膵臓がんの手術を受けて以降お酒を控えめにしていた父も今日は日本酒を注文し、孫たちにお酌してもらったり記念撮影してもらったりでご満悦。

我々兄弟から両親へのプレゼントは、九谷焼(山本長左)の湯呑。会話の中では、両親のなれそめやら新婚当時の暮らしぶりやらの話が出てきましたが、改めて自分がいかに父母の若かりし頃のことを知らないかを痛感しました。当たり前のことですが、父であり母である前に、ひと組の男女として2人はいろいろな喜びや悲しみを分かち合いながら50年を共に過ごしてきたわけで、そう考えてみると50年という歳月は、本当に重いのです。

会の終わりは「次は25年後に、75周年を孫たちに祝ってもらいましょう」と締めくくりましたが、はて、75周年は何婚式なんだろうか?