砂紙
2009/04/29
クライミング仲間まっきー所属のおおみや市民吹奏楽団のコンサートにデチ共々行ってまいりました。この楽団のコンサートを聴くのはこれが3回目ですが、今回は常任指揮者の秋山紀夫先生の傘寿記念ということでとりわけ曲がバラエティに富んでおり、聴衆のひとりとしては楽しくもあり、まっきーの友人としてはその苦労も察せられ、といったところです。
- マーチ・ウィズ・トランペッツ(W.L.バーグスマ)
- 交響曲第3番「ドン・キホーテ」(R.W.スミス)
- シンフォニア・ノビリッシマ(R.E.ジェイガー)
- L.アンダーソン曲集
- ブルータンゴ
- サンドペーパーバレエ
- トランペット吹きの休日
- シンコペイテッドクロック
- ホームストレッチ
- ファン・ファン・ファンタスティコ(宮川彬良)
- 星に願いを(L.ハーライン / S.ネスティコ)
- トリステーザ(H.ロボ / 真島俊夫)
- アニメ・メドレー〜久石譲作品集〜(久石譲 / 森田一浩)
- ガーシュウィン!(W.バーカー編曲)
今回、仕事が忙しく満足な練習時間がとれなかったと言っていたまっきーでしたが、舞台の上にあがってしまえばそんな素振りは微塵も見せず、堂々としたサックスプレイヤー振りでした(ソロはなかったけど)。そして毎度のことですが、エレクトリックに増幅しない楽器を扱える彼女を、私としてはやはりうらやましく思いました。
ところで、今回のコンサートでも司会の島嵜久美子さんが例によって独特のシュールな味を出して笑わせてくれ、また、とりわけ各種の打楽器(の範疇に収まらないものも)が大活躍していたのですが、特に面白かったのが「サンドペーパーバレエ」。その名の通りサンドペーパー(紙ヤスリ)を持った女性6人=サンドペーパー隊(!)が舞台前面に立って、曲に合わせてじゃりじゃりとサンドペーパーをこすり合わせるのですが、まさかこういうものが吹奏楽団のコンサートで楽器として使われようとは、思ってもみませんでした。
サンドペーパーの使われ方は、雰囲気としては、タップダンスに似ているような気がします。そして、緊張のせいか揃って真剣な面持ちのサンドペーパー隊の中で、下手側から3人目のお姉さんがとてもキュートな表情でサンドペーパーを鳴らしていたのが印象的で、いっぺんにファンになってしまいました。
なお、本編最後の「ガーシュウィン!」メドレーの1曲目に演奏された「魅惑のリズム」のフレーズ、むっ、これは!どう聞いても明らかにDeep Purpleの「Burn!」のメインリフです。もしかして、Ritchie Blackmoreはこの曲から引用したのでしょうか?