恐縮

2009/06/20

先日の小川山行で腰を傷めたため、久しぶりに練馬高野台の松本クリニックを訪問。待合室で1時間程待って診察していただき、その後リハビリルームへ移動しましたが、相変わらずここの先生方は最小限の触診でピンポイントでこわばっている筋肉を探し出し、ぐりぐりと痛気持ちいい攻撃を仕掛けてきます。おかげでずいぶん楽になった感じで、助かりました。ただ、ちょうどこの日は、ボルダリングのし過ぎで指の関節が痛むというY女史も松本クリニックに来ていたのですが、2人して受付で待っている間にも大勢の患者さんが、膝や腰の痛みに顔をしかめながら必死の思いで歩いているのを見て、「我々ごときがクリニックに来てよかったのだろうか」と恐縮するばかりでした。

クリニックの後は、目白のカラファテに立ち寄ってカラビナとスリングを買い足し、新宿でさらにお買い物をしてから、いよいよ本日のメインイベント、荻窪の「B-PUMP」に見参です。

長もの5.10bでアップのつもりがそれだけで前腕が張ってしまいましたが、とにかくジム後のビールを賭けてY女史と5級対決を繰り広げ、新たに5級4本を開拓し1勝3分け。3時間ほども登って指が終わりかけたときに、何げにSakurai師登場。彼は1階の1級課題を片付けにきたようでしたが、Y女史とも御岳渓谷でのボルダリングで顔見知りになっている縁で、5級課題のお手本を示してくれました。かぶった壁をまるでフツーに歩いているかのようなSakurai師の動きに、Y女史も驚嘆。これまた恐縮であります。

ひとしきり3人で壁にとりついた後ひと足先にジムを出たY女史と私は、真っ赤にはれ上がった指や手のひらを気にしつつ、前からちょっと気になっていた近所(杉並公会堂の裏手)にあるパスタ専門店「PASTA Amare」に入ってみました。ディナータイムにもかかわらずリーズナブルなお値段と特徴のある味の前菜やパスタはなかなかGoodでしたが、各種煩悩(趣味)多き我々の話題は結局のところ「Sakurai師の領域に達するためには、何を捨てなければならないのかなぁ」でした。

……まずは、美食から捨てるべきか?