古恋

2009/10/30

知人のピアノ調律師ありか先生から「ちょっと顔貸してくれ」との連絡アリ。げっ、もしかしてどこぞに連れ込まれて〆められるのかしらん、とびびりながら指定された地下鉄新橋駅8番出口に赴くと、後からゆったり現れたありか先生は私を引きずってとある地下室へ……ではなくて、そこはドイツミュージックレストラン「アルテリーベ」でした。

出てくるドイツ料理やビール、ワインももちろんおいしいのですが、このお店の特徴はなんと言っても生で歌われるアリアや各種歌曲。ドイツオペラばかりかと思えばさにあらずで、プッチーニもあればビゼーもあり、「Amazing Grace」から「Over the Rainbow」、それに日本の歌曲もあったりしてバラエティ豊かです。

お客も心得たもので、知っている曲は一緒に口ずさんだり、リクエストを出したり、さらには芝居気たっぷりに歌い手顔負けの演技(?)を披露したりと実にアットホームな雰囲気でした。

ありか先生つながりでは先日もグラマラスな美人声楽家の肉声に触れる機会があったわけですが、やはり一番説得力のある楽器は人間の身体そのものだということがよくわかります。これだけ朗々と歌えたら気持ちいいだろうなあ。ところで、結局のところこれは私の8日遅れの誕生日祝いというわけだったのですが、とにかく楽しかった!ありがとうございました。