孝行

2010/10/31

今年の夏は「毎週アウトドア」が続いていたために実家に顔を出す機会がなく、この日、ほぼ4カ月ぶりに実家に足を運びました。

たまには親孝行しないといけないとやってきたこの日のメインのミッションは、父の庭仕事の手伝い。石燈籠の位置と向きを変えるために、どうしても男手が2人分必要だったというわけです。こちらとしては、こうした庭仕事は無理せず出入りの庭師さんに頼んでもらいたいのですが、なんでも自分でやらないと気が済まない性分の父は聞く耳のあらばこそ。そして、今月初めに1人でやろうとして予想通り腰を傷めてしまったそうですが……。

父の囲碁の相手をするのも、重要なミッションです。3子置かせてもらっているヘボ碁の私では相手として不足でしょうが、1局目は中央の厚みを活かした作戦が奏功して私の勝ち。よっしゃー!と気を良くしてあと2局打ったものの、そうそういい目は見させてもらえませんでした。

実はこの日の実家訪問の目的は、4日前に75歳の誕生日を迎えた母にNTTドコモの「お便りフォトパネル」をプレゼントすることでした。このフォトパネルはFOMAカードを内蔵していて、あらかじめ決められたメールアドレスにメールで写真を送ると、NTTドコモのサーバ経由でこのフォトパネルにダウンロードされ、表示されるというもの。弟一家の(両親にとっては)孫たちの様子がときどき送られてくれば喜ばれるのではないかな、と考えての贈り物です。

私の方は、海外旅行に行ったときには写真を送ることもできるでしょうが、今度の正月は久しぶりに日本で迎える予定なので、写真を送るネタはしばらくはなさそう。旅行以外だと「この壁で墜ちた」「この沢で流されかけた」「この山で凍傷になった」といった物騒な写真しか送れそうになく、かえって両親の寿命を縮めてしまいそうなので。