観世

2013/01/05

松屋銀座8Fのイベントスクエアで開催中の「観世宗家展」のチケットが2枚、観世会から送られてきていたので、旧友ヨシコさんを誘って行ってきました。

今年は観阿弥生誕680年、世阿弥生誕650年にあたるのだそうで、それを記念して観世宗家に代々伝わってきた資料や能面、装束など約130点を展観するというのが、この展示会の趣旨です。ちなみに、現宗家の清和師は第26代です。

さすがは観世宗家。平安時代の作品である翁面を筆頭に多種多様な面が並び、豪華絢爛な唐織や縫箔、狩衣ほかの装束もずらり。さらには『風姿花伝』の世阿弥自筆本まであって、壮観でした。

1時間あまりをかけて至宝の数々を堪能した後、それではお茶でも……と思っていたのですが、この日和装でシックに決めていたヨシコさんの目は、会場のすぐ隣で開催中の「きもの初市」に釘付け。どうやら物欲スイッチが入ってしまったようです。結局、ここで私は20分余りぼんやりと買い物が終わるのを待つ羽目に。

1Fのバーゲン会場。ここでも20分……買いたくなったのは、和物だけじゃないんですか(泣)?