隙間

2014/04/02

今月中旬から下旬にかけてリフレッシュ休暇で米国へボルダリング旅行に向かうSakurai師の壮行のために、実に久しぶりにクライミング・ユニット「おやぢれんじゃあ隊」が集合しました。場所は、武蔵小杉の「六花」というシックな和食店で、雰囲気もいいし料理もおいしく、その上にコストパフォーマンスが素晴らしくよいお店でした。唯一の難点は駅からそこそこ離れているという地理的なハードルで、そのためリングワンデリングが心配されましたが、さすがに下界ではiPhoneアプリのGoogleマップのおかげで無事に到着できました。

場を設定してくれたのは現場監督氏、主賓はもちろんSakurai師、そして数年ぶりに再会したのがNiizawa氏。Niizawa氏は陸上部出身だけあって我々4人の中で最強の脚力を誇っていたのですが、育児に追われているここ数年は大きな山から遠ざかっており、先日も久々に丹沢の大倉尾根を登ったところ3時間かかった上に足をつらせてしまったそうです。それは、人としていかがなものかという気がしますが……。

さて、そんなNiizawa氏には育児に手がかからなってからの再起を期待することにして、目先の話で言えばSakurai師が「深夜の稲妻」や「曼荼羅」といったボルダリングの伝説的課題のあるエリアを目標とし、夏には現場監督氏が某国アルパインルート、私もシャモニーでの山行を計画しているといった具合に「おやぢれんじゃあ隊」の活動も国際化してきました。

しかし、この4人の原点は実は、2003年5月の白馬岳主稜です。あれからもう10年以上が経っていることを再認識して、感慨もひとしお。

気のおけない仲間達との楽しい会話、おいしい料理とお酒とであっという間に時間がたち、ゴールデンウィーク後のSakurai師による帰朝報告を期待しつつ飲み会は終了しました。そして別れ際に、アメリカに初めて行くというSakurai師に対し、昨年カナダへのクライミングトリップを実践した現場監督氏が次のようなアドバイスを贈りました。

飛行機の中は気温が低いので厚着するように。特に非常口近くは、隙間風が入って寒いから。

いや、こと飛行機(それも国際線)に限っては「隙間風」はないと思うんですけど……。