渋桜
2018/03/24
今日はやや雲が多いものの、暖かいお散歩日和。午後からの観能の前に渋谷界隈の桜を見て回ろうと、朝9時過ぎに自宅を出ました。
神泉児童公園
自宅から徒歩1分のこの小さな公園は、それほど近くにあるにもかかわらずこれまで訪れたことがありませんでしたが、日当たりの良いすっきりした空間に存在感のある桜の木が枝を伸ばし、見事な花を咲かせていました。
道玄桜
おなじみ渋谷マークシティ出口の一本桜。若木に植え替えられてから2シーズン目ですが、無事に咲いてくれて大変うれしい。
桜丘町さくら通り
この辺りの楽器店にはときどきお世話になっていますが、桜を目的に足を運んだのはこれが初めてかもしれません。こうして見ると見事です。
金王八幡宮
応神天皇を祀る神社。寛治6年(1092年)以来の歴史を持ち、渋谷氏の居城が構えられた場所でもあるそうです。
この神社を創建した河崎基家の子・重宗が当神社に祈願して得た嫡子が渋谷金王丸常光、すなわち後の土佐坊昌俊(正尊)。文楽「義経千本桜」では弁慶に首を引っこ抜かれる情けない敵役、能「正尊」では主命により死を覚悟して義経と対峙する勇士として描かれる土佐坊ですが、堀川夜討で源義経に敗れ六条河原で斬首されました。境内の金王桜は、その土佐坊を偲び源頼朝の命によって植えられたもので、一重と八重が混じる珍しいものとされていますが、この日は八重の花は見つけられませんでした。
上記の桜たちの居場所は以下の通り。ちなみに、この地図が示す領域の中に、私の自宅も含まれています。