脳渠
2018/05/25
あらかじめ予定していたことではありますが、約3週間にわたり標高の高いところにいたので、帰国後あまり日がたっていない5月12日に、脳ドックを受診しました。その結果が出るまでには2、3週間かかるということだったのですが、受診後1週間ほどで薄い通知が届きました。なんで?と思いながら封筒を開けてみると、中にはこんな写真が。
うわ、なんだこれは!と驚きましたが、そこには「眼底検査の結果、視神経乳頭に出血が見られる。早急に眼下を受診することをお勧めします」といった趣旨のことが書かれていました。おいおい、と思いましたが、ちょうど翌週に別件で総合病院に行くことになっていたので、ついでに診てもらうことにしました。
眼科では改めてひと通りの検査を行い、その後に医師の問診を受けたのですが、初老の人の良さそうな先生はこの日の検査結果と私が持参した脳ドック時の写真を見ながら、難しそうな顔をしています。
医「血圧は高い方ですか?」
ご覧のとおり、むしろ低い方。
医「腎臓の方はどうでしょう」
腎嚢胞があるとは前から言われていますが、これといった自覚症状もありませんし、数値面で問題があるとの兆候もないようです。
医「そうですよねえ。今日撮ったところを見ると、出血の跡はあるんですが、もう治ってきているようですね。しかし出血の原因がよくわからない」
私「しばらく標高の高いところにいたんですが、その影響ということはあり得ますか?」
私も思い付きでいい加減なことを言っていますが、先生は「……そういうこともあるかもしれませんね。調べておきます」とまともに返してくれて、1カ月の経過観察ということに落ち着きました。6月の再検査で治っているようなら、やはりこれも高所の後遺症ということになるのかもしれませんが、本当にそういうことはあるものなんでしょうか?
そして脳ドック受診から約2週間がたったところで、検査結果の全体が送られてきました。やはり歳並みにいくつか指摘事項はありましたが、「病的意義の低い所見」「年齢相応の変化」ということで、大きな問題はなさそう。脳細胞が半分くらい萎縮しているんじゃないか?という心配は杞憂に終わりました。
そして検査報告書の結論は、次の通りです。
今後も1〜2年に1回は頭部MR検査を受けられるようお勧め致します。