売却
2025/02/18
昨年アマ・ダブラムに登ったことで自分の中で登山に関する一定の「やり遂げた」感覚が生まれると、家の中にあふれている山道具の一部を処分しようという気持ちが湧いてきました。そこで年が明けてから、手元の山道具をざっと眺めて他人に譲渡してもよいと思えるものをリストアップし、順次メルカリに出品していきました。いわば山の終活です。
ここで言う譲渡してもよいものとは、次のようなものです。
- アマ・ダブラム「だけ」のために買ったもの(ダウンミトンやアッセンション左手用など)
- 後から同種のギアを購入したために出番がなくなったもの(スノーショベルなど)
- 買ったものの活躍の機会を作れなかったもの(ジャンピングキットやイボルブアジャストなど)
一方、たとえばカムやロープのように私自身の使用頻度が高く、そして経年劣化が致命的な結果をもたらすおそれがあるものは譲渡の対象から除外しました。その結果、出品したものは以下のよう(下から上へ売れた順)になりました。
これらは今年に入ってから順次出品していったのですが、ニーズというのはあるもので、最初にダウンミトンが売れたのが1月17日、最後のイボルブアジャストが売れたのが今日(2月18日)。わずか1ヶ月の間にこれだけの山道具が、それぞれ良心的ながら自分としても納得できる価格で買い取られたことには正直驚きました。買い手がつく都度、荷造りをして自宅から徒歩1分のヤマト運輸の営業所に持ち込むことを繰り返したので、窓口のおばさんとすっかり顔馴染みになってしまったほどです。
もっとも、納得できる値段と言ってもそこから1割が販売手数料としてメルカリ事務局に差し引かれ、さらにいずれも送料出品者負担としていたので手元に残る販売利益はたいしたものではないのですが、自分の手元に置いておいたのでは埃をかぶるばかりだったこれらのギアが買い手によって日の目を見ることになるのであれば、これにまさる喜びはありません。
こうして仲間たちが旅立っていった後に残された最後の大物は、これです。
アマ・ダブラムにおける名誉の負傷をメーカーでリペア(BOAシステムのダイヤル交換とゲイターのスレへのつぎ当て)してもらっていることもあって定価の半額以下で出品しているのですが、誰か引き取ってくれる人はいないものでしょうか?