泣面

2002/07/15

ヤレヤレ……と思う出来事が相次いだここ数日。

出だしは木曜日の夜のバンド練習で、この日はボーカルが風邪、キーボードが家の用事、ドラムが急な仕事、といずれも当日になってスタジオに行けなくなったため、ベースの私とギターとの2名で寂しく練習をしていたのですが、アップテンポな曲を弾いている途中で突然、愛器SteinbergerのA弦が伸びるように切れてしまいました。それほど力まかせに弾いていたつもりはないのですが、ベースの弦を切ったというのは初めての経験。残り時間も少なかったので、この後はギターがドラム、私がギターという組み合わせでお茶を濁しました。……ま、これはありうることとしましょう。

土曜日は夏の本番山行に向け、久しぶりに広沢寺弁天岩で人工登攀の練習。前傾壁でアブミ相手に悪戦苦闘していたところリストループに時計が絡んでしまい、左手1本でぶら下がった瞬間にバンドが付け根から切れてしまいました。「ラ〜ク!」という叫びも空しく落ちていった時計は、しかしさほど遠くないところで止まり後で回収することができました。どうやらある程度の張力がかかると、腕を保護するためにバンドがちぎれるように強度を設定してあったようで、これはさすがプロトレックというところです。

そして日曜日。Steinbergerに代えてたまにはアイバニーズの5弦でも弾いてみるか、と自宅でCD相手に練習していたのですが、どうもエンドピンがぐらついています。ぶつぶつ言いながらプラスドライバーで締めてみたところ完全に遊んでいて、引っ張ってみるとぽろりと取れてしまいました。これは……仕様?まぁ、自分でボンドで直してもいいのですが、下手にやって演奏中にはずれたら目も当てられないし、一応購入したK●Yへ持ち込むつもり。

でもって月曜日。出社前に顔を洗って鏡を見ると左の頬が腫れ上がっています。土曜日の岩登りの際に腕や足を虻に食われていたのは帰宅してすぐに気付いていたのですが、頬まで食われていたとは。まるで親知らずを抜いた後のような情けない顔です。泣きっ面に虻という、洒落にもならないオチでした。