砂糖

2005/11/21

夕方、新宿の某社でプレゼンを行った帰り、西口の電気店に立ち寄ってFOMAの新機種をチェック。しかし、902iが3万円程もするのに、901iSなら同じくモバイルSuicaに対応する機種でも6000円台です。ちょっとセコいですが、これなら仮に1年で買い替えても月あたり600円弱の負担で減価償却できる計算。今日は時間がなかったので見るだけに終わりましたが、近々ゲットすることになるでしょう。

さて、そんな物欲丸出しの自分を棚に上げて、ケータイ売場に群がる若者たちを見ながら連想したのですが、こうしたガジェット系の雄といえばやはりiPod。私自身、ジョギングのときはiPod shuffleをお供にして走るペースを作ったりしています。

しかし、アップルは本当にこのままiPodのメーカーになってしまっていいのでしょうか?iPodは、言ってしまえば時間を「消費」するための道具です。しかし、Macintoshは「創造」する力をユーザーに与えてくれる魔法の箱。ペプシコにいたジョン・スカリーをアップルに迎えるためにかつてスティーブ・ジョブズはあなたは一生砂糖水を売って過ごすつもりか、それとも世界を変えるチャンスに賭ける気はないかと言ったはず。しかし、iPodはアップルが作り上げた新しい砂糖水なのではないでしょうか?

iPodはiPodで好きなのですが、アップルはその持てるリソースをもっとMacintoshに投じて、もっと独創的でもっとフレンドリーで、それを使う者のクリエイティヴィティを最大限に引き出してくれるコンピュータを作ってもらいたいと強く願います。