下手

2006/02/11

この世に生をうけて40ウン年、たとえ日が西から登ることがあろうともこれだけはするまいと固く心に誓っていたのに、ついに自ら禁を破ってしまいました。

真っ昼間のひとりカラオケ。

今日も午後から会社でちょっと根を詰めた資料作成をしなければならないのに午前中のスタジオの予約を忘れていたので、それならいっそ久しく行っていないカラオケにでも行くか!と急に思い立ったのでした(←自分のことながらこの発想が理解不能)。

お昼前に家を出て軽く食事してから、道玄坂を下って最初のカラオケビルに突入。どきどきしながら受付のお兄さんに精いっぱいの愛想笑いを見せると、向こうもプロの笑顔を返してまずは記帳を求められました。あら、もういっぱいなのか?と思ったがそういうわけではなく、すぐに部屋を割り当ててもらったところで「DAMにしますか?UGAにしますか?」と聞かれました。お兄さんが指し示す案内を見るとUGAの方が洋楽が充実していると書いてあるので「それじゃこっちで1時間」。飲み物はコーラを頼んで、部屋に入ってからおもむろに曲リストを見ると、確かによくこれだけ曲数があるものだと思うくらい曲目が充実しています。もっとも、実際にかけてみるといかんせん音が悪すぎてがっかり。当たり前といえば当たり前なのですが、生楽器なんかもちろん使っていなくて、MIDIファイルを我が家のプアーなCPUパワーのColorClassic IIと今や骨董品とも言うべきRoland SC-88で鳴らしたのと同じDTMサウンドです。これで金とって客に歌わせようというのは、音楽に対する冒瀆ではないのでしょうか?フラストレーションたまるなぁ。

しかし、一番フラストレーションがたまるのは、何を隠そう自分の歌のヘタさ加減です。ま、限られた時間の中でいきなりU2とQueenではキーが合わないのはわかってはいたのですが、それにしても、こんなに下手だったか?と思うほど。どうにか声をひっくりかえさずに通して歌えたのはU2の「Vertigo」、それなりにサマになったのはQueenの「’39」のみ。しかも後者はBrian Mayの曲だし。

…_| ̄|○

ともあれ1時間好きに歌って、フリードリンクで280円。渋谷道玄坂のど真ん中だというのに。癖になったらどうしよう。