梅蘭

2006/04/09

昨夜ライブの後に飲んだのはギネスが1杯とワインがグラス2杯だから、普段の自分なら全く飲んでいないに等しい量なのに、朝、どうしても起きられませんでした。疲れなのか歳なのかといえば、実は後者の気配が濃厚で、ちと不安。本当は、今日は好天の予報だったので、丹沢の大倉尾根でトレーニングしようと思っていたのに……。

そんなわけで寝床から抜け出せたのが正午ちょい前。ひと風呂浴びてから、えみ丸さんが紹介していた渋谷・道玄坂の「梅蘭」に行ってみました。ここの「梅蘭やきそば」が話題だということなので、実物を拝んでみようというわけです。道玄坂を渋谷駅方向へ、アンケートとりのおばちゃんたちをかきわけつつ下って行って、プライムの斜め向かいのビルの1階の奥まったところに「梅蘭」はあります。時刻が15時前だからか店内はがらすきで、席について早速「梅蘭やきそば」を注文しました。

しばらくして出てきたものは、ちょっと予想とは異なっていました。私は、これはカタヤキソバだと思っていたのですが、丸い表面が狐色に軽く焦げた外見はむしろパンケーキをイメージさせて、実は全体を薄く覆っている卵の焦げ色でした。したがって箸を入れるとふわりとほぐすことができて、中のやきそばも柔らかく、さらにその下にとろりとしたあんがマントルのように潜んでいるという具合。普通はあんかけ=あんが上にかかっているものですが、ここのやきそばは麺があんを覆っているというのが特徴です。中華鍋にとき卵を広げ、あらかじめ火を通した麺、あんを順に乗せてなじませてから皿の上にひっくり返したのでしょう。

肝心のお味はとてもオーソドックスで食べやすく、若干控えめな量であることもあってあっという間にたいらげてしまい、ちょっと物足りないほど。女性向きかもしれないし、ビールと一緒にいただくのもいいかも。