翻訳

2006/08/24

会社法や金融商品取引法が順次施行されているおかげで、世の中はあげて「内部統制」ばやり。私も今は情報セキュリティ監査 / コンサルを生業にしているので他人事ではなく、やれSOX法だCOSOだと学習の日々。で、私自身は基本的に法律屋ながら会社的にはIT側からのアプローチになるのでCOBITを使うことになるのですが、原文をオンライン翻訳して並べた資料を同僚が作ってくれました。

ところがさすが機械翻訳、あらかじめ予想した通り随所に珍妙な訳が出てきます。

「十字機能的なトレーニング」……「cross-functional training」か。「彼らで甘えを最小とならせてください」?「minimise overreliance on them」だから負荷を掛けすぎないように、ということかな。それにしても「emergency cases」=緊急時を「救急箱」とは訳さないでほしい。

そして極め付きは「三食付きを代表して」。最初まったくわからなかったのですが、原文は「on behalf of the full board」で、要するに取締役会の授権を受けたIT戦略委員会がITガバナンスをしっかりやりなさいという文脈なのですが、「full board」が三食つきの宿泊(「half board」なら一泊二食つき)というのは知りませんでした。勉強になるなぁ。なかなか面白かったので、Yesの「Close to the Edge」の歌詞の冒頭部分をオンライン翻訳してみました。

慣れた魔女はあなたの不名誉の底からあなたに電話をすることができました、Andは固体の精神的な優美さにあなたの肝臓を再編成します。

な、なんだこれは!名曲「危機」の歌詞って、こういう内容だったのか。ついでに、King Crimsonの「あの曲」もやってみると、

猫のフット鉄の爪Neuro-surgeonsは、より多くのAtのためにパラノイアの毒ドアTwenty1世紀分裂病質者人を叫びます。

……ぜひ皆さんもあれこれお試しください。これまで何となく聞き流していた曲に新たな解釈が生まれて、味わいが増すかもしれません。