青壁
2009/05/10
沢登り日和の暑い日になぜかジムへ。すなわち、渋谷に新しくできたボルダリングジム「PEKIPEKI」を偵察してみたのですが、陽光が白い壁を照らして明るいオシャレなジムで好感度大。窓の外のケヤキ並木の緑も目に優しく、いい感じです。ただし、狭いといえば狭いのが玉に傷。
場所は、渋谷から明治通りを原宿方向へ徒歩10分ほど。ビルの谷間に白い外壁と赤黒のマムートのマークがある細いビルですが、奥行きがそこそこあり、その奥行きを活かしてウォールが設置されています。1階は受付と初級〜中級エリア、2階は中級エリアと上級エリア、3階はキッズエリアと休憩スペースです。
マムートがサポートしているジムなので、こんなホールドも……。
今なら入会金1,000円がマムートストア表参道の1,000円オフ券というかたちで帰ってきます(ただし5,000円以上お買い上げの場合に限り有効)ので、ものは試しで行ってみてはどうでしょう。
ちなみに、近くの宮下公園にはこんなシュールなウォールもありました。なんなんだ、このセンスは?
さて、ひとしきり練習した後でいったん帰宅し、シャワーを浴びて出直したのは、六本木のインボイス劇場。話題の「ブルーマングループ」を観るためです。
顔を真っ青に塗った3人のパフォーマーが、打楽器演奏や各種パフォーマンスを大音量のロックサウンド(Ds, Perc, Key/G, Stick/B)に乗せてまったくセリフなしにマイムだけで次々に見せるのですが、客席の前部が「ポンチョシート」となっていてビニールポンチョの着用を求められることからもわかるように、ペイントやら食べ物やらがどんどん飛んできてお客は巻き添えを食うことになっています。
その上、ブルーマンがずかずかと客席に分け入ってきて至近距離で見るとフツーに怖いですし、中にはステージに引っ張り上げられる客も。そのうちの1人は品の良さそうな年配の女性で、ステージ上にブルーマン3人と共に並んで座ってコミカルなパフォーマンスに上手に参加していましたが、もう1人、若い男性の方は白いつなぎを着せられて楽屋に引っ張り込まれ、スタッフの手で全身に青い絵の具をぶっかけられて逆さ吊りにされ、人間魚拓をとられるというハードなプレイの餌食となっていました。恐ろしい……(楽屋に入ってからの映像が本当に彼かどうかはここでは詮索しません)。
一つ一つのパフォーマンスもそれぞれに練られたものでしたが、なにより3人の作り出す「間」が何とも言えず絶妙で笑えました。勇気がある方は、ポンチョシートでの観覧をお勧めします。ただし、汚れても良い服装で。