神宮

2009/07/08

ノー残業デーのこの日、職場の仲間達と神宮球場へスワローズ対ドラゴンズ戦を観に行きました。プロ野球の試合を観るのなんて、超久しぶり。子供の頃に父に連れられて後楽園球場で東映フライヤーズ対西鉄ライオンズ戦を観たのが初めての野球観戦でしたが、その後、観戦回数は間違いなく片手に届いていないはず。で、この日の幹事フクちゃんは熱烈なるスワローズファンなのですが、その指導役のI氏がそれに輪をかけたドラゴンズファンなので、座席は(フクちゃんにとっては不本意な)三塁側内野席となりました。

東京ドームなどと違って、ここには夕方から夜にかけて徐々に色合いを変える空と、爽やかに吹き渡る風と、カクテル光線に青々と照らされる天然芝とがあります。応援のおじさんも時折ヤジを飛ばしながら応援旗を振っていましたが、基本的には紳士的。

ビール片手に観戦中の同僚たち。ドラゴンズのユニホーム&キャップ姿で1人異彩を放つI氏に注目。試合は先行するスワローズをドラゴンズが追いかける打撃戦の展開となり、一時は追いついたのですが、その後ピッチャーの致命的な野選などもあり、スワローズが中盤にドラゴンズを突き放しました。

スワローズのリードに東京音頭で狂喜乱舞するライト席を遠く見ながら、ヤケになったI氏はビニール傘を振り回します。一方、周囲のドラゴンズファンに気兼ねしつつもひそかにご満悦のフクちゃん。結局、5本のホームランが飛び交う派手な試合をスワローズが11-6で押し切って2位をキープ。同僚2人の明暗も分かれたのでした。

それにしてもやはりプロというのは凄い。内野守備でもいくつも華麗なプレーが見られましたが、それ以上に、強打を凡打に変えてしまうポジショニングの妙には感心するばかりで、鋭いヒット性の当たりが、まるで待ち構えていたかのように打球のコース上にいる内野手に絡めとられてしまう場面に何度も遭遇しました。飛球のフェンスぎりぎりでのキャッチや本塁上のクロスプレーなどもあり、見応え十分の試合に自分としては大満足。

え、お前はどこのファンなんだって?そりゃ、ごくごく素直な人生を歩んでくれば、自然にジャイアンツファンになるものでしょう。