爆弾

2009/08/13

4日間の山旅を終えて帰宅してみると、ありか先生からの郵便物が宅配ボックスに入っていました。

うっ、これは何だ?わざわざ宅配便で送ってくるなんて、凄くアヤシイ。品名を見ると「雑貨」と書かれていて、ますます不審です。もしかして、これは爆弾か何かか?しかし、何か恨みを買うようなことをしたかな?胸に手を当てて考えてみると……あれか?いや、あっちの方かも、と心当たりがあり過ぎて特定できません。

よく見れば、外袋にも中の詰め物にもドイツ語(?)らしき単語が散りばめられていて、これはいよいよドイツ製の高性能爆弾に違いありません。真ん中のマークなんか、いかにも核兵器を連想させるではありませんか。

……などとアホな考察を深めているヒマもないので意を決して開けてみると、実は中身は舞扇堂の扇子でした。マイセンという響きがドイツっぽいですが、純然たる和風です。実は、4月にありか先生に誕生日祝いを贈ったお返しとして送られたものというのが真相だったのですが、どうやら真の狙いは扇子とともに同封されていた次の案内だった模様。ありか先生も企画構成に関わっている、サロンコンサートです。

ショパンが愛用していたピアノメーカー・プレイエルで、1938年に発表された世界的にも希少なピアノを使用して、サロンと演奏家と楽器のコラボレーション企画。バロック時代からロマン派後期までの時代の流れを音楽や食べ物、楽器のレクチャーなどで楽しいひとときをお過ごしください。

なのだそうです。ピアノに関心のある方は、ぜひお申込みを。

これは、行かなければ本当に爆弾を送りつけてくるかもしれないな……。