怒濤

2009/11/28

私のお気に入りのお店、人形町の「風貴」で毎月開催されている「風貴銘酒会」にはこれまで二度参戦しているのですが、近頃はご無沙汰でした。なにしろ土曜の夜にがんがん飲んで食べて、翌日は確実にグロッキーになるので週末をまるまるつぶすことになるのは、山ノボラーとしては厳しいものがあります。

そんなわけで、山行の葉境期となる今月は支障なし、と喜び勇んで参加したのですが、もう最高でした。

最初にビールで喉を湿してから、いよいよ戦闘開始。今日は全部で13人の参加ですが、女性が6人、しかも着物比率高し!

先付 焼茸 平目昆布締め 三つ葉 安肝和え ポン酢
造り たい しめ鯖 いか 鯵 妻一式

焼肴 焼き牡蛎 軸菜 湿地 おろし和え 目鯛照り焼き 熨斗鳥チーズ南部焼 生鱈子旨煮 柿サーモン手鞠寿司

このゴージャスさには、目が点になります。

油者 芝海老 三つ葉 掻き揚げ 酢橘 塩 (塩でいただくようにとの指定ですが、酢橘だけでも超絶のおいしさ。)
趣肴 めばちハラモ葱間鍋(水菜 笹葱 椎茸 榎 豆腐 生若布 白菜 大根 柚子)

つやつやのメバチの大トロは生でいただいても素晴らしいですが、こうしてレアっぽく火を通すとさらにおいしくいただけます。

最後は贅沢にうどんで〆。お腹が苦しくなるくらいのボリュームでした。さて、「銘酒会」とうたっているくらいなので本当はお酒が主役。この日のお酒を最後にまとめて紹介します。

正雪 純米吟醸 静岡
麓井 純米吟醸 山長 山形
飛露喜 特別純米 福島
南部美人 純米吟醸 岩手
雪の茅舎 純米吟醸 ひやおろし 秋田

最後の「雪の茅舎」はガツンとくるボディーがあって、〆にもってこいでした。すっかりいい気持ちになって戦闘終了。帰路は水天宮前から半蔵門線に乗ったのですが、反対方向に乗って押上へ行きかけてしまいました。深酒していないつもりでも、いつの間にか酔っ払いモードに突入していたようです。