創刊
2012/04/24
能に関する専門誌は「能楽ジャーナル」と「能楽タイムズ」の二つがあったのですが、そのうち前者が先日休刊。能楽愛好家の人数はやはり減っているのか?と思っていたら、あらたに「能と狂言総合誌」と銘打って『花もよ』が創刊されたので、定期購読することにしました。
申込み後ただちに送られてきた創刊号のページを繰ると、全24ページのコンパクトな誌面に、能評・随筆・芸談・論考・公演情報が盛り込まれてかなり充実した内容。モノクロの雰囲気に満ちた表紙写真は、観世宗家による「巴」の、巴御前が木曽義仲の形見の太刀をとりあげる場面です。
ところで、自宅に定期的に届けられる雑誌(?)としては、こういうのもあります。
左の「あぜくら」は国立劇場のあぜくら会の会報。国立劇場で上演される伝統芸能に関する各種情報が掲載されており、能楽や文楽に関する記事を読むことがあります。一方の「ほうおう」は松竹から送られてくるもので、松竹が制作する歌舞伎公演に関する上演情報が中心ですが、いまは歌舞伎はほとんど観ないので目を通す機会がなくなってしまいました。
一方こちらはご存知、季刊「Rock & Snow」。紹介されているクライミングの内容は私にはレベルが高すぎて実用性という点では疑問符がつくのですが、夢を見続けるということで購読を継続しています。この「Rock & Snow」は編集方針がミーハー寄りだった第8号から購読し続けて現在は第55号。10年以上も続いています。
購読が続いて……と言えば、かつて購読していたのは「日経MAC」。こちらは月刊誌で創刊の1993年4月号から2000年12月号まで購読し続けたものの、あえなく休刊。あれは悲しかった……というわけで冒頭の「花もよ」も、こちらの「Rock & Snow」も、いつまでも続いていただきたいものです。