金環

2012/05/21

この日の午前7時半過ぎに、東京では173年ぶりの金環日食が見られるとあって、いつもより早起きして電車に乗りました。

予定時刻の少し前に月島の駅から外に出ると既にあたりは薄暗く、豊洲への途上ではこんな具合に人々が太陽を見上げていました。

妖しい空。曇りの予報でしたが、雲間からは時折はっきりと太陽が姿を現してくれています。

フィルターを通して見た部分食、そして金環食。見えた見えた!という歓声が周囲から上がっていました。

やがて、空は徐々に明るさを取り戻していきました。太陽日食メガネよ、ありがとう。もし裸眼で見ていたら、飛行石の輝きに視力を奪われたムスカ(@ラピュタ)みたいになってしまったことでしょう。

ちなみに、センスとテクニックのある人が撮ればこうなります。これは、クライミング仲間のシオノヤさんの作品。

そして宇宙から見れば、こうなるそうです。なんだ、2009年の皆既日食のときに想像していた図(右)は、やっぱり正しかったんだな。スケール感をちょっと間違えていたけれども。