鯛飯

2014/04/19

土曜日、母から借りていた白洲正子さんの『かくれ里』を返しに実家へ。

実家の庭には、さまざまな花が咲いていました。しかし、母の自慢はこれらの派手な花ではなく、庭の隅にひっそり花をつけている茶花の数々です。貝母、海老根、黄花宝鐸草、紫蘭、丁字草……。そして、『かくれ里』を返したところ引き換えに同じ白洲正子さんの『西行』を勧められました。はいはい、いま読んでいる本が終わったら読むことにいたします。

父との対局は1勝2敗。2敗の方はいずれも完敗でしたが、勝った2局目は左下隅のコウをうまく活かした私の3目勝ちです。

夕食時には、春らしく筍や蕗が食膳を彩ります。

実は、鯛も春が旬だとは知りませんでした。5月の産卵の前に浅瀬にやってくる鯛は脂が乗り、鮮やかな身の色から桜鯛と呼ばれるのだそうな。鯛にしてみれば無念でしょうが、おいしくいただきましたので迷わず成仏してください。