入試

2022/02/03

母校・麻布中学校の社会科入試問題が話題になっているようです。たとえば弁護士ドットコムニュースに掲載された今日付けの記事は『麻布中入試の「難民問題」が反響、大人も舌を巻くほど「すごい」「入管職員も受けてみて」』という見出しと共に次のように紹介しています(部分)。

話題になったのは、2月1日に実施された麻布中学入試の「社会」の問題だ。

労働者不足を背景に、国際貢献の名目で外国人労働者の受け入れが広まったものの、短期の低賃金労働の実態があったこと。また、難民申請して保護をもとめた外国人にも困難な状況が続いていること。問題を通じて、そのような説明がされた。

なかでも、特に注目されたのは、日本における難民審査できかれる質問内容を示したうえで、「日本政府がこのような質問をすることは、難民を保護するという点から見たときにどのような問題があると考えられますか」との問い(自由記述)だ。

どれどれ、と思ってFacebook上でシェアされていた問題の該当箇所を見てみましたが……。

いやー、小学生のときの自分がこの問題に答えられる自信はないなぁ。問題を「解く」のではなく自分の考えを「説く」ことを求められていますから。ただ、良問だろうと思う反面、小学生がこの問題に対し堂々と自説を展開できたとしたら、この先柔軟に学びを吸収していけるだろうかと心配にもなってきます。彼は、これから価値観の揺らぎをたくさん経験しながら人格と教養を陶冶していかなければならないので。