新富

2024/04/14

ちょっと気温が高く初夏の気配すら感じるこの日、新富町ではしご酒。

こういう催しがあることはずいぶん前から知ってはいたのですが、今回参加することになったきっかけは、先月中旬に実に久しぶりに新富町「Coulis」へ赴いた際に顔馴染みのオーナーシェフの折笠さんから熱烈なアプローチを受けたことにあります。

なんでも新富町界隈の飲食店18店舗(上の地図参照)が共通のチケットを発売し、当日はこれを持って気の向くままに新富町をそぞろ歩きしながら各店のお酒や軽食をいただけるというものだそう。酔った勢いもありましたが、これは断る理由があるまいとその場で700円チケット5枚綴りの共通券を買い求めたというわけです。

当日、まずはチケットを買い求めた「Coulis」に出向いて自分用のグラスと地図と参加店のメニュー一覧を受け取ると、最初の1杯はこちらでスパークリングをいただき、さらに鱸のエスカベッシュをアテとしました。ここでは飲み物も食べ物も1チケットとしましたが、多くのお店で1チケットだけでなく2チケット以上のメニューを用意しているので計画的な利用が必要。と言ってもチケットの追加購入はどこでも可能です。

「Coulis」の次は、その下にある和食店「料理屋なすび」さんで王道の日本酒と肴。これまでこのお店に入ったことはありませんでしたが、いずれもすこぶる美味だったので、次に新富町に来るときは浮気してこちらに入ってみようかな(いいお値段になりそうだけど)。

このグラスの大きさで日本酒を飲み続けたらたいへんなことになるのでワインに回帰することとし、次に足を向けてみたのは「肉のヒマラヤとnomuno」です。Instagramでの紹介によればここは日本初の定額制ワインバーノムノと迫力満点赤身焼肉の肉のヒマラヤが悪魔の合体だそうで、通常営業時はキッチンオンリーの1階でワインをグラスいっぱいに(自分で)注ぎ、2階でがっつりお肉の盛り合わせをいただいて、まだ3店舗目だというのにすっかり満ち足りてしまいました。

かくして〆はイタリア菓子の「Litus」さんで「お酒のお供のケーキ盛り合わせ」をいただきましたが、お酒のお供とあるのだから飲まないわけにはいかないだろうとワインをもう一杯……。

この「新富町はしご酒」はこれが第11回で、コロナ禍の影響で2020年から2022年にかけて中断したものの、ようやく昨年秋に復活したものだそう。今回は1,000人以上が前売りチケットを購入したのだそうです。それにしても初めて参加してみて実感したのは、これは一度に全店舗を制覇するのは到底無理だということでした。年によって参加店舗の入れ替わりがあるだろうと思いますが、来年は今回足を運べなかったお店を選んで回ってみようと思います。たぶん次の開催日は2025年4月13日(日)になるでしょうから、今からそこをキープ!

なぜそんなことがわかるのか?それは、このイベントが本来「新富の日=4月13日」に近い週末に行われることになっているからです。