節々
新橋「一由」にて大名筍に老い先を思う
2025/05/29
今年も恒例の大名筍をいただきに、新橋の「一由」を訪れました。いつもだと「ふふふ、よいではないか」と悪代官の真似をしながら焼きたての筍の皮を剥くのが楽しいのですが、今年は二つに裂かれた筍の中の節を眺めながら、少々身につまされる思いをしてしまいました。
それと言うのもここ1年ほど身体の節々の故障が顕著になってきているからで、昨秋あたりからの首・肩・背中痛に加え、冬にはアイスクライミング中のフォールがトリガーになって右肘を傷め、春以降は長年不自由をかこっている左膝の状態がさらに悪化と、まさに満身創痍。幸い、一時期ひどかった左手中指のパキりは快復したようですが、そのことを素直に喜べないのは、これが単にフリークライミングの練習量の不足を意味しているだけだからです。
年年歳歳筍相似
歳歳年年節不同
やれやれ、歳はとりたくないものです。それでも、こうして毎年5月に「一由」を訪れておいしい筍をいただけるだけ、まだましなのかもしれませんが……。