古野

2008/08/17

4日間の山旅を終えて帰宅したら、AmazonからCDが届いていました。Mike Oldfieldの『Crises』です。最近購入した『Discovery』がよかったので、さらに手を広げてみたもの。山の写真を整理しながら聴いてみましたが、『Discovery』よりもさらにgood。

実は、先日の「プログレナイト」でHatchさんがかけた『Discovery』のオープニングナンバー「To France」を聴いたとき、大変なショックを受けました。ブリティッシュトラッドの音階が印象的で、涙が出るほどに美しいこの曲を、ウン十年も生きてきて一度も聴いたことがなかったなんて!いったい、今まで自分は何を聴いてきたのでしょう?

そういうわけで購入した『Discovery』ですが、この曲の魅力はMike Oldfieldのメロディセンスもさることながら、Maggie Reillyの澄みきった天上のボーカルにもよることを知り、この2人の組み合わせでヒットしたという「Moonlight Shadow」を含む『Crises』も手に入れたというわけです。「Moonlight Shadow」の方はトラッド色はなく、曲調自体はとてもかわいいポップな曲という趣きですが、実は歌詞は悲痛で、月影の彼方へ連れて行かれてしまった「彼」を偲ぶ

I stay I pray
See you in Heaven far away
I stay I pray
See you in Heaven one day

というリフレインに泣けてきます。そういえば、女王メアリを歌った「To France」の歌詞も不思議な魅力があって、つい何度でも聴いてしまいます。また、Jon Andersonが作詞・ボーカルで参加している「In High Places」はYesでも聴かれない彼のボーカルの深みと力を感じますし、20分強にわたるタイトルナンバー「Crises」のプログレッシヴな展開には息をのみます。

さて、次は何を聴こう?おススメ情報求む。