対話

2010/09/11

私にとってのアイドルというと、さらにこの人も挙げられます。そう、シンガポール建国の父であるリー・クアンユーです。日本経済新聞に連載された彼の「私の履歴書」を読んで波瀾万丈の彼の人生に魅了され、その後『リー・クアンユー回顧録』を読んだり、さらには日本経済新聞社主催のイベントに参加してLKYの姿をじかに見て、その圧倒的な知性のオーラに接したり。

そんな私のために、8月にシンガポールに出張に行ってきた旧友ヨシコさんがお土産にと持ってきてくれたのが、この『Conversations with LEE KUAN YEW』です。著者のTom Plateが2009年7月に行った2日間のインタビューをまとめたもので、最新のLKY情報といってよいでしょう。

その内容はこれから読んでみるところですが、シンガポール出張中に建国記念の日のイベントで生LKYを見たヨシコさんの言によれば、建国の父を迎える群衆の熱狂は相変わらずで、LKYのカリスマ性はいささかも衰えていなかったとのこと。そんな彼の「今」を読むことが、大変楽しみです。