輸入

2011/10/01

常吉さんとのアブミトレーニングを終え、帰宅して待つことしばし、下の小包が配達されてきました。

中身は、冬季登山用にと購入したスポルティバのブーツ「ネパールEVO GTX」です。冬山用のブーツの購入を検討していることは先々月も書いたところですが、その後諸々調べ、もう一度山道具屋さんに足を運んで試し履きを繰り返した結果、このシューズを購入することにしたもの。ただ、店頭正価が69,300円とえらく高いのが玉に傷で、この円高の折でもあり、個人輸入を試してみることにしました。

まずは、既にアカウントを持っているUSのAmazon.comで探してみると、このシューズを販売していました。ただし、ここで購入しようとしてもモノによっては「米国外へは配達できません」というアラートが出ることになっていて、このシューズもご多分に漏れずNG。

そこで登場するのが、転送サービスです。これまたネット上の評判をいろいろ調べてみて、今回はスピアネットという会社の転送サービスを利用することにしました。原理は簡単で、スピアネットに申し込むと会員IDと米国での転送用住所を知らせてくれるので、Amazon.comでの購入の際に自分の日本での住所ではなく、この転送用住所+会員IDを用いて購入手続を済ませます。あとは、品物が米国のスピアネット拠点に届いたら連絡が来るので、手数料を払ってシッピングを依頼するという次第。

満を持してAmazon.comで購入の手続をしたのが9月5日で、この時点での購入価格は上記のとおり、日本円にして37,932円ですから、上述の正価と比べると31,368円もおトク。と言っても、これ以外にスピアネットに支払う手数料と関税等が加算されることになるのですが、最終的には次のようになりました。

日付 摘要 金額
9月5日 Amazon.comで購入 料金37,932円
9月9日 スピアネットに到着
9月22日 スピアネットに発送依頼 手数料50ドル=3,904円
9月29日 日通航空が配達(不在) 関税5,600円
消費税1,200円
10月1日 再配達
合計 48,636円=正価の70.2%

スピアネットに到着してから発送依頼するまでに2週間近くかかっているのは、同梱で発送を依頼しようとしていた別商品を待っていたから(そちらは結局在庫切れにつきキャンセル)で、この商品だけに限って手続を進めていれば、Amazon.comでの購入から2週間弱で自宅に届いていた計算です。日本の登山用品店で購入したとして、セールやポイントサービスなども合算しても3割引きのコストメリットはなかなか享受できないでしょうが、一方でネットオークションで出物があればこれくらいはいけるかも?……と微妙な線ではありますが、洋モノの調達に際して有力な購買ルートであることは確認できたように思います。